30から始めるマンガ鑑賞

3.男樹 村田京太郎 

otokogi 作者 掲載誌 巻数
作画:本宮 ひろ志先生 ビッグコミック 1-4(完)
小学館
熱い 知的好奇心 痛快 泣ける 笑い カリスマ ハラハラ
8 7 9 7

不良マンガは大人の皆さまは興味がないと思います。ただ、この主人公は、不良が過ぎて、ここまでくるとむしろ感動が生まれます。
田舎の不良高校生なんですが、かつあげとか小さな事はせず、やること成すこと度を越していて圧倒されます。
通常の不良マンガとはかなり違います。
この作品は男樹2という位置づけで、1の主人公だった村田京介の子供が主人公です。
前作の1は巻数がやや長めです。2から読まれるのをお勧めします。
というよりも、1から2まで制作期間が大分空いているので、ちょっと作品が別物に近いです。
2巻の後半で、主人公がメタメタにやられるシーンがあります。
なんで反撃しないの?と相当フラストレーションが溜まることでしょう。
で、その理由が、、、、圧巻です。マンガ史に残る啖呵が出てきます。とてつもないカタルシスが生まれます。

2.HELLSING

kazetuyo 作者 掲載誌 巻数
作画:平野耕太 先生 ヤングキングアワーズ 1-10(完)
少年画報社
熱い 知的好奇心 痛快 泣ける 笑い カリスマ ハラハラ
7 7 9 7 7

平野先生の思考は、ちょっとマズめです…。
ヘルシングの内容も、主人公のバンパイヤがヴァチカンとナチスの生き残りとバトルロワイヤルと、
ヤバすぎて海外版はおそらく出ないでしょう…。(出てました2013/1/19.もうキリスト教徒の信仰心はないのでしょうか)

10巻でるまで10年かかっており、1巻と10巻だと、絵も全く違います。
4巻から、ボーダーを突破してしまった感があり、展開やセリフが異常値に達しています。圧倒されます。
この作品のスラングだらけの軽妙なセリフ回しは、紳士淑女の皆さまは体験したことが無いでしょう。
グロテスクなシーンも多々ございすが、低俗・下劣な登場人物が居ないので読後は爽快です。
こういう世界もあるのか、という視点で試されてみては?

1.BLACK LAGOON

lagoon 作者 掲載誌 巻数
作画:広江礼威 先生 サンデーGX 1-9(完?)
小学館
熱い 知的好奇心 痛快 泣ける 笑い カリスマ ハラハラ
8 7 8 7

私がブラックラグーンを購入した経緯は、その本の帯の為つい衝動買いしました。
「船戸与一氏 絶賛!」え?あの???マンガなんて読むの?
まぁ、帯なんて金さえ積めば誰でも書くだろうとも思いますが、船戸先生に限っては無い…きっと…
内容ですが、不良の悪さを100倍した悪い人達が、多国籍でわんさか出てくるハードボイルド+ノワールです。
これ、船戸先生も好きで帯を描いたんでしょうね。ハード過ぎる…馳星周氏もきっと好きでしょう。
主人公はアメリカ育ちの中国人女性で銃の名手です。舞台はタイで、運び屋をやっていて様々な案件を解決!という内容です。
案件は、全部黒過ぎでロクでもないです。
←の画像の人はロシアの軍人崩れマフィアです。この人超怖い。

セリフ回しが軽妙で、こんな会話してみたい!と思わせます。
アメリカの通販番組で出てくる感じのやり取りに、甘さを排除した感じです。
この世界観はすごいっす。
ちなみに、9巻からまだ続きそうなんですが、開始の雰囲気がたっておらず、完結物として扱わせてもらってます。
先生どうしたのでしょうか?まさか裏社会を暴露しすぎて・・・

fusenmanga

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